クローン製品へのスタンス
否定派・容認派、いろんなスタンスがあるかと思いますが、オレのスタンスと言うか、当ブログでのスタンスについて書いておこうと思います。
昔のAC9とRSSTの関係ならまだしも、現在のクローンは商標権の侵害とかの問題もありますが、海外のベンダーが日本国内での商標権を獲得してるとも考えにくいし、一消費者としては、スルーして構わないんじゃないかと思っています。
個人的には、クルーパーの鼻黒みたいにロゴ無しとかでも構わないと思うし、むしろデキの悪いレーザー刻印より無地のほうが良かったりしますけどね。
ここで、クローンというものの定義に戻ってみたいと思います。
某ショップからの受け売りですが、
クローン製品とは、設計・構造を丸ごと盗み、ブランド名・製品名・製造国までもコピーして販売してるフェイク商品。
ということらしいです。
クローンのMODにMaid in USAだけならまだしも、Fuck cloneの文字までクローンされていて笑ったとか聞きますけどね。
ここで、オレなりにオーセンティックの定義を考えると、構造・設計がオリジナルで、自社ブランドの独自製品として売られているものってことになりますよね。
しかし、ボトムコイルのRTAとか、ほとんどがKayfunの影響無しには存在し得ないわけですし、何をもってオリジナルなのかは難しい問題だと思います。
最近では、ハチドリとスイッチや基盤まで互換があり、外径寸法まで同じAtto Modが、オーセンティックとして扱われていたりするわけで、こうなると訳わからん状態です。
ここで、視点を消費者から販売者へと移すと、オーセンティックの定義が見えてきます。
電タバって、バチモンだらけで、正規品を正規の価格で販売しにくい。日本でも、平気でクローンを正規品並みの価格で売っている業者がゴマンといる。
そんな中で、きちんとしたベンダーから仕入れた正規商品を売るためには、自らがクローンを売っていては、ユーザーから信頼されないのではないか。
正規品にこだわって商品構成をしよう。
ということで、クローン=悪=排除というのは、あくまで販売者の戦略であって、消費者としては、何も関係ないことであると言っていいと思います。
知的財産権とかの問題にしても、きちんと主張するためには、それなりの体力が必要になるわけでして、FTに現れては消えるHANAクローンやVF3クローンなどは、ベンダーの力が大きいからできるわけで、小さなベンダーではどうにもならない。
自分の好きなベンダーを応援するために買うっていうのも一つの方法だと思います。
しかし、ベンダーを甘やかすとロクなことが無いというのも、また事実。
i286ベースで暴利を得ていたIBMに、i386ベースで一気にシェアを奪ったいわゆるコンパックショックのようなことがありますしね。
そして、そういう権利関係もクリアにできない所は、つぶれても当然だとも思います。
シェアを取ってしまったほうが勝ちで、取れなかったものは消えていくのが市場原理です。
動画の編集がPCで出来るらしい。
へぇ、Amigaでビデオトースターを使えばいいのか。
AppleもQuickTimeってOS標準で動画を扱えるらしいぞ。
そんな時代にMacを買って、以来Macを使い続けているオレとしては、しみじみ、そう思います。
Sanに身売りとか言われていた時代もありましたからねぇ。
正直、ジョブズ復帰直前の時代が、ハードの新製品も無いし、OSの更新も無いから、ソフトウエアもメジャーアップグレードも少ないし、一番お金が掛からない良い時代だった気がするのは秘密ですw
そんなわけで、あくまで一消費者として製品に向き合って、良いものは良い、悪いものは悪いと言う、ごく当たり前な姿勢で望みたいと思います。